| 著者 | みつこ |
|---|---|
| 出版社 | ふゅーじょんぷろだくと |
| レーベル | ポー・バックス BABY comics |
| シリーズ | － |
| 発売日 | 2018/02/24 |
| 価格 | ￥700（税抜） |
友人への親愛とそれを超えてしまった想い、交錯して届かない心の切なさが美しく描かれる。
恋も悩みも一生懸命だったからこそ、振り返れば眩しい青春。イケメン達の表情も素晴らしい。
長い逡巡を乗り越えた後、心が通った喜びはひときわです♡
- 青春の悩みに悶えるイケメンが見たい！
- すれ違いや悩みを乗り越えてようやく結ばれるCPに歓喜したい！
- 切ない物語に心震わせたい！
概要と評価
あらすじ
【いつだって恋は残酷だ】
ポー・バックス BABY comics
クラスでも有名な仲良し３人組。しかしその笑顔の下には、友達に友情以上のものを覚えてしまった苦しさが隠されていた。親愛と劣情が渦巻く、等身大のラブストーリー。
「男のカラダ、試してみる？」人付き合いが苦手な転校生・駆（かける）、いつも人の輪の中心にいる雄大（ゆうだい）とその幼馴染・涼（りょう）。本来なら仲良くなるはずもない３人は、いつの間にか親友になっていた。
しかし、涼に彼女ができたことをきっかけに、駆は雄大が涼に想いを寄せていることを知る。
密かに雄大への恋心を募らせていた駆は、雄大に“男同士の恋愛を教える”と言って、セフレ関係を提案──この一つの虚勢が、次第に駆を追い詰めていくことになる。
同時収録作品
| その後のふたり(描き下ろし) |
| あとがき |
感想・レビュー
三人の “矢印” が双方向にならない切なさと、青春の焦燥。
親愛と劣情が渦巻く、等身大のラブストーリー。
性的マイノリティの悩み、友人への親愛とそれを超えてしまった想い、交錯して届かぬ秘めた心の切なさ。それらと葛藤するなか、傷ついて苦しむ青春の日々。そしてついには、大切な人を手放してしまう……。
ああ、片思い×片思い。青春の苦悶が眩しい！
この作品のほとんどは、切なさで出来ている。
寡黙な駆は自分を犠牲にして黙ってしまうような人だし、雄大は陽キャで優しい人だけど鈍感で、うまく事が運ばない。大切に思っているのに、その互いの優しさが裏目に出てしまい、一度は連絡も途絶える関係に。
それだけに、長い葛藤を乗り越えようやく通じ合った時の嬉しさと言ったらなかった。
絵は、顔がとてもキレイでイケメン祭。表情もストーリーの流れにピッタリ嵌ってグッとくる。イケメンが苦悶したり照れたりする表情は最高だし、何気ない表情が色っぽくてクラッとしてしまう。
物語は決して劇的に展開するわけではないし、必要以上の説明もリアクションもない。だけどリアルで、静かにキャラクター達の感情が伝わってくる青春ドラマだ。
みんなとっても魅力的で良い子達。幸せになるんだぞ！
おすすめ要素
個人的好みと理解力の及ぶ範囲で挙げる、桃みるくのおすすめポイント！
友人への親愛とそれを超えてしまった想い、交錯して届かない心の切なさが美しく描かれる。恋も悩みも一生懸命だったからこそ、振り返れば眩しい青春。イケメン達の表情も素晴らしい。
長い逡巡を乗り越えた後、心が通った喜びはひときわです♡
- 青春の悩みに悶えるイケメンが見たい！
- すれ違いや悩みを乗り越えてようやく結ばれるCPに歓喜したい！
- 切ない物語に心震わせたい！
