| 著者 | 山野でこ |
|---|---|
| 出版社 | 幻冬舎コミックス |
| レーベル | バーズコミックス・リンクスコレクション |
| シリーズ | － |
| 発売日 | 一巻：2019/01/24 |
| 二巻：2019/12/24 | |
| 価格 | 一巻：￥660（税抜） |
| 二巻：￥660（税抜） |
ＢＬ作家同士で光属性と闇属性の凸凹コンビと、個性的なキャラクター達が繰り広げる、最後まで一瞬もダレることがないドタバタラブコメディ。
笑いだけでなく、糖分もたーっぷり詰め込まれた作品♡
- 楽しくて笑える作品が読みたい！
- 闇属性と光属性。平凡とハイスペ。凸凹コンビのドタバタが見たい！
- お互いを大好きな甘々作品が読みたい！
概要と評価
概要
| ジャンル | コメディ |
|---|---|
| トーン | ほのぼの |
| エロ度 | 一巻：エロ少なめ |
| 二巻：エロ標準 | |
| 修正* | トーン |
| 場所 | 日本 |
| 時代 | 現代 |
| 重点 | ストーリー |
| エモーション | 笑える／萌える |
| ページ数** | 一巻：196p. |
| 二巻：196p. |
* ** 電子書籍シーモア参照。修正の呼称は上図。
** 表紙含む総ページ数。
個人評価
| ストーリー | |
|---|---|
| ラブラブ度 | |
| 心情描写 | |
| キャラクター | |
| 絵 | |
| 背景 | |
| インパクト |
カップリングと登場人物
攻
リア充イケメンだけど、闇BLが得意な売れっ子漫画家。TOS先生のファン。初めてマスクを取ったTOS先生の顔を見た時の感想は「隠さなきゃいいのにもったいねェ」。
受
どう見ても陰キャだけど、甘いBLを描く中堅漫画家。雷蔵の才能を妬みつつ、大ファン。締め切りは破る。酒は飲めない。本人曰く「（雷蔵のような濃い漫画を描かないのは）描けないだけ。雷蔵先生の漫画は至高。」
脇役・当て馬
TOS先生の学生時代からの腐れ縁。たまに原稿を手伝っている。
TOS先生の部屋のお隣さん。行動が怪しい。
りおの友達で、ひょんなことからTOS先生の原稿を手伝ってくれる。イケメン。
コミックパーティ ワンダーラブ｜作品紹介
同時収録作品
| コミックパーティ サプライズラブ（書き下ろし） |
| あとがき |
あらすじ
男だけどBL漫画家をしている雷蔵はひょんなことから同じく男でBL作家をしているTOSと知り合う。
バーズコミックス・リンクスコレクション
性格はリア充でイケメンだけど作風は闇BLで売れっ子の雷蔵に対し、作風はふわあまBLだけどコミュ障陰キャで人気はイマイチなTOS。なにもかも正反対な二人なのに、酒の勢いでなぜか付き合うことになってしまい…!?
ストーリー紹介
これからは、あんたのために描く。
雷蔵が商業誌デビューした時、作品を読んで一目でファンになり、雷蔵が参加する同人誌即売会に馳せ参じたTOS。雷蔵の大ファンだけど才能に嫉妬し、雷蔵を目の前にして舌打ちしながら嫌味を連発するTOSだったが、後日、画材屋で再会。TOSが雷蔵に「描いてるトコ見せて」とお願いしたことから二人の仲は急接近。TOSはマイナス思考で、雷蔵から「TOS先生の描く漫画好きですよ」と言われても信じることができなかった。しかし「マイナスなこと考えて描けなくなるぐらいなら、オレのために描いてください」と言われると、すっくと立ちあがり「これからは、あんたのために描く」と生まれ変わるTOS先生！
そして急展開でお付き合いする流れに…（笑）。ここから手探りの恋人関係が始まる！
感想・レビュー
陰キャ “ふわあまＢＬ” 作家 × イケメン “闇ＢＬ” 作家。
闇と光の甘～く痛快なドタバタラブコメディー♡
陰キャなのにふわあまＢＬ作家・TOS先生と、イケメンでキラキラルックスなのに闇ＢＬが得意な雷蔵先生。ＢＬ作家同士でお互いファンだけど、性格も作風も全く違う。
“光属性” と “闇属性” が、“ルックス” と “内面” でねじれを起こしている二人のギャップ＆ギャップの組み合わせが最高。異なる二人のリアクションや、ドタバタぶりが本当に面白い作品。
TOS先生は、 陰キャな見た目のままマイナス思考全開なキャラ。だけど、素直で真っ直ぐな性格。地味だけど、一コマ一コマ素直に色んな反応してるのがとっても可愛い！
一方の雷蔵先生は、リア充全開な爽やかイケメンなのに闇ＢＬが得意。意外にも、作風通り内面に闇を抱えている。おまけに、読み進むうちＳっ気があることも分かってきて……面白味が増していくキャラ。
多くのBLや恋愛物語は付き合い始めるまでが山場だけど、『コミックパーティ ワンダーラブ』の場合は早々にお付き合いが始まって、恋人同士になってからぎこちなく相手を探っていく。
TOS先生は、自分には自信がないけど「雷蔵先生が好き」という気持ちは揺るぎなく一途で、いざという時はやる男だったし、雷蔵先生は、自分の心に蓋をして生きてきた闇との向き合いが始まっちゃう。
それぞれにギャップ萌え。二人の個性の違いが面白かった！
気持ちを確認し合った後の二人はもう……TOSの不器用さを、積極的な雷蔵がＳっ気交じりに先導して……フフフ♡ ですな！
ココが性癖に突き刺さった！
- 陰キャのTOS先生、反応がいちいちカワイイ！
- 爽やかイケメン雷蔵先生、ドＳのいい表情頂きましたー！
- こんなに痛快な凸凹コンビが、かつてあっただろうか！？
コミックパーティ ワンダーラブ 2｜作品紹介
同時収録作品
| コミックパーティ メモリーラブ（描き下ろし） |
| あとがき |
あらすじ
男だけどBL漫画家をしている雷蔵はひょんなことから同じく男でBL作家をしているTOSと知り合う。
バーズコミックス・リンクスコレクション
リア充でイケメンだけど作風は闇BLで超売れっ子の雷蔵に対し、作風はふわあまBLだけどコミュ障陰キャで人気もイマイチなTOS。なにもかも正反対な二人だったが、いつしか真剣に想い合うようになり恋人同士となる。
しかし最近、TOSの部屋に不審な手紙が届くようになり、心配した雷蔵は「一緒に住もう」と誘ったが…!?
ストーリー紹介
いっそもう 一緒に住みませんか？
気持ちも確認し合い、実体を伴った恋人関係になった二人。幸せの絶頂かと思いきや、最近、TOSの部屋に不審な手紙が山ほど届くようになっていた。犯人をつきとめようと張り切る雷蔵と一緒に張り込みを始めたTOS。すると、こちらをずっと見ている怪しい人影が……。
そんな中、「一緒に住みませんか？」「そうしたら怪文書の犯人だって捜さなくてもよくなりますし」と持ち掛ける雷蔵。突如、TOSにこの世の春が訪れたのだった！……？
そして…秋の行楽シーズンに突入したある日、雷蔵の誘いで温泉旅館に出かけ、のんびり過ごすことになり、人生の頂点（？）を迎えるTOSなのだった。
感想・レビュー
個性的なキャラクター加入で、笑いとパーティ感に拍車がかかる！
凸凹な二人が繰り広げるワンダーラブ♡
互いの気持ちをしっかり確認し合った後の第二巻。雷蔵先生の独占欲と、TOS先生の締め切り前修羅場感は相変わらずだけど、二人のあまあまがたっぷり堪能できる。
が、そこに新たなキャラクターが加わって、敵か味方か分からない者同士がテンポ良く息をピッタリ合わせ、ドタバタラブコメディっぷりに拍車をかけてくる！
（これ、声優がしゃべってキャラ達が動くアニメで見たら凄く面白いだろうな～。）
登場人物達の個性がそれぞれ立ってるし、何だかんだ言いながら部屋を行き来して原稿手伝ってくれたり差し入れしてくれたり、キャラ達みんな楽しそう。だから、読者も巻き込まれてテンション上がって楽しくなってくる。
しかも二巻には、二人で温泉旅館に出かけるご褒美も！
TOSが人生の絶頂だと喜ぶ姿に大満足だし、雷蔵先生のハイスペっぷりが最高すぎる。幸せそうな二人をこれからも見守りたいという欲が……。
あとがきによると、「先に考えてた家族編みたいなのがあって、どこかで描きたいんですけど描けるといいな…」とか「雑誌の方で同じ世界線の新シリーズが始まる予定なんですが、もしかしたらこの漫画のキャラも出るかもでないかも…なので、そちらも見ていただけたら嬉しいです！」と書かれており、少し期待しちゃうんだけど、二人をガッツリ見ることはできないのかな……さみしい。
…って思っちゃうくらい面白かったし二人を好きになった作品でした♡
ココが性癖に突き刺さった！
- 個性的なキャラ達の、テンポの良いドタバタ展開が痛快！
- 雷蔵先生のハイスペっぷりとTOS先生の幸せそうな様子に萌え！
- TOS先生、酔うと意外と積極的！？（こんなところにも二面性が！）
おすすめ要素
個人的好みと理解力の及ぶ範囲で挙げる、桃みるくのおすすめポイント！
ＢＬ作家同士で光属性と闇属性の凸凹コンビと、個性的なキャラクター達が繰り広げる、最後まで一瞬もダレることがないドタバタラブコメディ。
笑いだけでなく、糖分もたーっぷり詰め込まれた作品です♡
- 楽しくて笑える作品が読みたい！
- 闇属性と光属性。平凡とハイスペ。凸凹コンビのドタバタが見たい！
- お互いを大好きな甘々作品が読みたい！
