著者 | やん |
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出版社 | 三交社 |
レーベル | Charles Comics |
シリーズ | - |
発売日 | 2020/11/05 (電子:2020/10/24) |
価格 | ¥650(税抜) |
筋肉&おじさま好きに、宝箱のような短編集!
魅惑のキャラクター達が繰り広げる、大人の恋物語。
ガチムチおじさま達が読者の心を捉えて離さない、濃密な短編・全6編にハズレなし!
- 筋肉が好きだ!
- イケおじが好きだ!
- 展開が早く、物語もしっかり楽しめる短編集が読みたい!
概要と評価
あらすじ
スランプ中の小説家・紀里谷耕介(きりや こうすけ)は、人間嫌いで人見知り。そんな紀里谷の家に、庭師・寅井蘇鉄(とらい そてつ)がやってくることになった。派手でヤンキーみたいな見た目の寅井は、紀里谷がもっとも苦手とするタイプ。そっけない態度を取る紀里谷だったが、寅井はあっけらかんとした態度で偏屈な紀里谷の心を開いていく――。
Charles Comics
同時収録作品
ストロベリー・ショートケイク |
8人目の花嫁 |
ブライトンで逢いましょう |
ウェルカムバック、ダーリン! |
ふたりの庭は冬に色づく(描き下ろし) |
あとがき |
きみのなまえ |
特典ペーパー |
電子書籍シーモア参照。紙・電子・書店によって異なる場合があります。
カップリングと登場人物
偏屈小説家は恋に色づく/ふたりの庭は冬に色づく
攻
受
脇役・当て馬
編集者で、紀里谷耕介の担当をしている。紀里谷とは従兄弟でもある。
ストーリー紹介
こんな中年に、君…どうかしてる
家に泥棒が入り、ジャングルと化した庭に逃げ込まれたのを機に、庭師を雇うことにした紀里谷。
人見知りな紀里谷は無口な匠を頼んだはずなのに、現れた庭師・寅井はどう見てもヤンキー。マッチョな外見は嫌いじゃないが一番苦手なタイプで怯んでいると、寅井は屈託のない笑顔で、紀里谷の本が大好きで何度も読み返していると言う。
距離感が掴めずにいる紀里谷の気持ちをよそに、人懐こく庭作業に誘う寅井。紀里谷は次第に心を開き始め、スランプで書けずにいた小説も書けるように。
そんなある日、二人の関係性に疑問を抱く出来事があり、また心を閉ざしてしまう紀里谷だったが――。
感想・レビュー
筋肉キャラ&おじさまの宝箱♡世にも贅沢な短編集!
この短編集には、4組のカップルが登場する。
その8人のメインキャラ全員が立派な筋肉の持ち主だ。その内、5人はお腹のシックスパックがはっきり浮かび上がるレベルのガチムチ。
要するに、次々出てくるキャラがみんなマッチョ・ムチムチの宝箱なのだ。
しかも魅力は筋肉だけでない。イケおじ好きにも朗報だ。
なんと、8人のメインキャラのうち半数がおじさまよ~!
その個性は様々で、ダンディなイケオジ、ちょっと冴えない地味おじ、メガネのクールなおじさま、富豪で心優しいおじさん…とバラエティ豊か。
これだけでキャッキャウフフ状態になる事はご想像できると思うが、もちろんこの作品の魅力は筋肉とおじさまだけではない。
まず、一人一人のキャラクター設定が、彼らの過去まで想像できそうな位しっかり考えられており、大好きになってしまう。
そして物語も、4組のカップルの話が6つの物語でまとめられているが、短編とは思えない読み応え。
それぞれの短編が、キャラ達の現在に至る背景なども感じ取れるような充実感がある。その理由を考えると、キャラ設定のみならず、コンセプトやテーマなどの要素が明確に考えられているからではないかと思う。一冊の単行本にできそうな位の情報量が透けて見え、まだまだ膨らませそうな濃度だから短編で収めるのがもったいない位なのだ。
表題作の『偏屈小説家は恋に色づく』は、スランプ中の児童向けSF作家と庭師の物語。庭の植物を通して作家の心や季節の変化が現れる。人見知りな紀里谷が、揺れながらもおずおずと心開いてゆく様子がたまらない。庭師の寅井が庭の植物を生けてくれたり、一緒にツリーを飾ったりするのも楽しかった!
庭や植物・オフィス・アラブ・外国…それぞれの世界観の中で、落ち着いた大人の激しい恋。大満足の一冊!
ココが性癖に突き刺さった!
- キャラクター達がみんな魅力的だった!
- 6編ハズレなしの短編集だった!
- みんなハッピーで、読者の私も幸せな気持ちになった!
おすすめ要素
個人的好みと理解力の及ぶ範囲で挙げる、桃みるくのおすすめポイント!
筋肉&おじさま好きに、宝箱のような短編集!
魅惑のキャラクター達が繰り広げる、大人の恋物語。
ガチムチおじさま達が読者の心を捉えて離さない、濃密な短編・全6編にハズレなし!
- 筋肉が好きだ!
- イケおじが好きだ!
- 展開が早く、物語もしっかり楽しめる短編集が読みたい!