BL漫画感想・レビューブログ

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革命のα

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ストーリー紹介

感想・レビュー

乳兄弟の側仕えβ×名家嫡男スパダリα、絢爛耽美な主従愛オメガバース。

「理性は、神が魂に点火した光なり」

古代ギリシャの哲学者、アリストテレスの有名な言葉で始まるこの物語。

「本能のみに突き動かされるのでは、獣となんら変わらない」という信念を持ち、理性を重んじるモーリスは、神が遣わした天使かも……と思わせる美しさ。

端麗な天使が、α至上主義の時代に名家のαとして地上に生まれ、恋をした。天使とて、肉を持ったからにはΩを求める強い本能には抗えない。しかし彼は、それでも本能でなく理性で選び取ろうとし、時代さえ変えていく。

一方、乳兄弟であり側仕えの使用人であるシモンは、彼を愛するが故に、誰よりも彼の成功と幸福を願い、身を引こうとするのだが……。

エロは、鹿島こたる先生ならではの美しくも官能溢れる描写。同時収録の『軍服のオーダー』はSMチックでやや淫靡な＂いやらしい＂描写。

さすが『あなたはいやらしい人』でコミックスデビューの鹿島こたる先生。素晴らしい。

この『革命のα』は絢爛豪華な絵が美しいだけでなく、とても情熱的で激しく、同時に理性を併せ持った魅力的なキャラクターが輝きを放つ物語だった。

おすすめ要素

個人的好みと理解力の及ぶ範囲で挙げる、桃みるくのおすすめポイント！

絢爛耽美な主従愛オメガバース！

「理性は、神が魂に点火した光なり」
アリストテレスの有名な言葉で始まるこの作品は、オメガバースの世界において、本能ではなく理性で選び取ろうとする気高い愛の物語だ。

強く美しいスパダリと、彼の幸福を願い心酔する側仕えの主従愛！