BL漫画感想・レビューブログ

概要と評価

YOUNG GOOD BOYFRIEND｜作品紹介

あらすじ

感想・レビュー

ダーリン化する元生徒 × 幸せ絶頂すぎて悩むアラフォー教師。
水沢の成長ぶりとおじさん教師の心の動きに激萌え必至！

前作が単行本化されたのは 2014年10月25日。
そしてこの続編の発売が 2017年06月24日。
3年後の発表とあって、当時リアルタイムで読んでいたファンにとっては歓喜の一冊だったはず。

物語は、まだ水沢が高校生だった頃のエピソードから始まる。
高校を卒業し、関係性のタブーがなくなった二人。生徒と先生の組み合わせとなると、満を持して体を重ねるシーンは最大の見せ場の一つだろう。このあたりのやりとりや互いの心情が描かれた後、水沢は大学に進学し、幸せな生活と共に新たな物語が進んでいく。

萌えポイントの一つは、美少年だった水沢が社会人となり、すっかり素敵な大人に育ってダーリン化している姿。この作品は番外編を含むと約20年の年月を追っているが、その間に変化していく二人の姿は大きな見どころだ。

最大級にハッピーなはずなのに、幸せ過ぎて怖い高津先生。一方、だめな自分を見せるのが恥ずかしい水沢。そんなお互いの弱点を乗り越えながら、あまあまカップルへの道を驀進させる♡

なにげない二人のエピソードも、ほっこり温かく幸せな気分にさせてくれる。

高津先生の目線から見つめる水沢との関係や何気ない日常が眩しくてたまらない。

読みながら高津先生と一緒になって「こんなに幸せでいいの？」と胸に込み上げ、終盤のシーンではたまらず泣いた。ダヨオ先生の演出と言葉選びに唸った。

美しい思い出と今の幸福が重なりながら、とても奥行きのある演出になっている。本当に素晴らしい作品だ。

YOUNG GOOD BOYFRIEND 番外編 メモリーズ｜作品紹介

あらすじ

感想・レビュー

掛け値なしのあまあま作品♡
至高の年の差カップルを堪能する番外編！

二人の温泉旅行を、一緒にわくわくしながら見届ける番外編。

幸せそうな二人の姿に涙ぐんでしまう。それぐらい、二人のキャラクターに魅力があり、“わざとらしさ” 的なものがない自然な表現。気づくとすっかりキャラクター達に気持ちを寄り添わせている。

ダヨオ先生が『on BLUE vol.3』でデビューされたのが2011年8月で20歳。
その後『YOUNG BAD EDUCATION』は2014年、後編の『YOUNG GOOD BOYFRIEND』は2017年、そしてこの番外編は2019年に発表されている。

……お若い。この若さでおじさんの心象を違和感なく描き切るのが凄い。やっぱり才能がある人は年齢や経歴に関係なく、始めから凄いんだよね。

物語の始まりに高校三年生と37歳だった二人が、最後は35歳と55歳。

幸せな二人を見て美しい思い出を共にし、読者も一緒に幸せになれる作品だった。素晴らしい作品をありがとう！

おすすめ要素

個人的好みと理解力の及ぶ範囲で挙げる、桃みるくのおすすめポイント！

読むだけで深～い幸せを味わえる本作品。
キャラクター達に自然に気持ちを重ね、一緒に幸福を感じ、涙を流してしまう。読後は本当にしあわせな気持ちでいっぱいになっているはず！

前編の『YOUNG BAD EDUCATION』以上に素敵な作品です。