著者 | みちのくアタミ |
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出版社 | 大洋図書 |
レーベル | HertZ&CRAFT |
シリーズ | - |
発売日 | 2019/06/01 |
2020/06/01 | |
価格 | 一巻:¥713(税抜) |
二巻:¥730(税抜) |
解離性同一性障害(多重人格障害)のメインキャラクターから、みちのくアタミ先生が描く魅力的な個性がどんどん飛び出す贅沢な作品。
テーマは重いように見えるけど、魂救済の幸せな物語だ。難しくもしんどくもない塩梅に仕上げられ、テンポも良くてグイグイ読める面白さ。
そしてエッチです♡
- シリアスだけどテンポの良いドタバタラブストーリーが読みたい!
- 多重人格な攻めに興味ある!
- 白抜きじゃなくて白線…ほぼ見えの白線!!(シーモアで確認)
概要と評価
概要
ジャンル | 人間ドラマ |
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トーン | シリアス |
エロ度 | 一巻:エロ少なめ |
二巻:エロ標準 | |
修正* | 白線(ほぼ見える) |
場所 | 千葉県 |
時代 | 現代 |
重点 | ストーリー |
エモーション | 切ない |
ページ数** | 一巻:232p. |
二巻:250p. |
* ** 電子書籍シーモア参照。修正の呼称は上図。
** 表紙含む総ページ数。
個人評価
ストーリー | |
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ラブラブ度 | |
心情描写 | |
キャラクター | |
絵 | |
背景 | |
インパクト |
カップリングと登場人物
攻
粗野で強引な性格。強気で自分勝手だが、自信がなかったり素直になれない一面もある。悠真のことになると一羽を敵視する。
人当たりがよく穏やかな性格。レイ相手になるとムキになる。幼少期から悠真のことが好き。
受
ドリームパークの看板キャラクター “リッキー” のスーツアクター(着ぐるみ)。誰とでも仲良くなれる性格。正義感が強いが、流されやすい一面も。
脇役・当て馬
悠真のいとこで精神科医。5~6年米国の大学で権威に学ぶ。開業のため帰国した。38歳。
光太郎と大学で知り合い、光太郎に惚れて助手として日本についてきた。御曹司。
アダムの肋骨 1|作品紹介
同時収録作品
寝ても覚めても |
あとがき |
あらすじ
遊園地ドリームパークで着ぐるみのリッキーとして働いている広瀬悠真は、誘拐犯から子供を助けた日の夜、誘拐犯を捕まえてくれた色織一羽と社員寮のルームメイトになる。
HertZ&CRAFT
穏やかでよさそうなヤツ、そう思っていたのに、翌朝目覚めたカズハは「俺たちこういう関係だっただろ」といきなり濃厚なキスをしてきて!?
なんだか昨日とは別人みたいで!!?
一羽の中に生きる繊細なカズハに、強引なレイ、そして--…
みちのくアタミが贈るエッチも嫉妬も複数倍のマルチプル・ラブ誕生!!
ストーリー紹介
ある日、子供が誘拐されたところを助け、そのまま誘拐犯を追いかけると、近くにいた色織一羽が協力してくれた。
一羽とはルームメイトになるが、昨夜とは雰囲気の違う一羽が突然キスをしてきて戸惑う悠真。だが、一羽には特殊な事情があった。
感想・レビュー
繊細×ノーマル×強引=謎の三角関係!?
別人格が飛び出す解離性同一性障害の攻めキャラ!
ストーリーが面白い!悠真とルームメイトになった一羽が多重人格者で、次々別の個性が飛び出してくる。
中でも一羽とレオ(同じ肉体の別人格)は、悠真のことを以前から知っていたようで好意も持っている。同じ体で互いにライバルを心むき出しにして、悠真を相手に妙な三角関係が成立してる。
悠真のほうは、突然キスされたり体の関係を迫られると戸惑ったり怒ったりするものの、流されやすい性格のせいか、あるいは記憶の奥底に何かが眠っているのか、結局拒むことができない。
元の人格(主人格)以外に6人の別人格がいて、それぞれ個性豊か。解離性同一性障害という設定で7人を描き分けるなんて!
しかも驚くことに、どのキャラか分からなくなることが皆無だし、重めのテーマに思えるけど全然疲れないし、難しくない。その色んな塩梅がすごい!未読の方は、全く力を入れずに読めるから気軽に手を伸ばして欲しい。
あと、白抜きじゃなかった。白線…凄い臨場感です…っ!
ココが性癖に突き刺さった!
- シーモアの修正が、白抜きではなく白線…白線…臨場感すごい……
- かつてなかった三角関係にドキドキ!
- 同じ体で二つの人格が嫉妬する展開にワクワク!
アダムの肋骨 2|作品紹介
同時収録作品
時は愛なり |
あとがき |
あらすじ
遊園地ドリームパークで働く広瀬悠真は、同僚でルームメイトの色織一羽から熱烈に愛されている。
HertZ&CRAFT
でも、一羽の中には繊細なカズハ、強引なレイの他にもジロウ、ミカ、シキ、イツキという複数の人格が存在していた。
それはどれも虐待を受け傷ついた一羽が自分の心を守るため、生みだした人格だった。
そして、そんな一羽を慰め、助けてくれたのが、偶然出会った幼い悠真だった。
悠真を自分のものにしたい──
そう願うカズハとレイに、どちらかを選ぶことなんてできない悠真。
三人の想いの行方は……
恋と愛と魂の救済の物語、完結!
ストーリー紹介
悠真は彼を助けようと解決策を模索しながら協力するが、悠真が大好きな一羽とレイが嫉妬し合ってうまくいかない。そして悠真の意思とは関係なく、謎の3Pへ突入…っ!
感想・レビュー
愛と魂の救済の物語は、他に類を見ない切なさ極まる3Pに発展!
最後に残った人格の切なさと3Pが凄かった。
そのへんの3Pとは全く違う。愛だけではなく相手を思うが故の葛藤があり、それぞれの気持ちが痛いほど切ない3Pなのだ。
まさか3Pがこんなに切ない物語になるとは、誰も想像できなかったのでは…?。
ここで、みちのくアタミ先生のインタビューの抜粋を見て欲しい。
――主人公たちはどんな攻×受ですか?
ちるちる
人格のうちのひとりで無愛想で強引な人格レイ+優しく穏やかな人格攻めカズハ×平凡受け悠真です。
体はひとつですがレイとカズハは明確に悠真のことが好きで取り合っているので実質3Pです…?
実際に作品を読んでみると、この言葉が本当にしっくりきた。
二巻でも改めて思うのは、別人格を表情で描き分けているのが凄い。人格がコロコロ変わっても全く混乱しない。
それと局部が凄い…結合部もしっかり描写されている……。
ココが性癖に突き刺さった!
- 他では見れない切ない3P……!!
- 愛する人のために決断するキャラクター達の切なさに萌え!
- 局部と結合部が殆ど隠れてない……!!
おすすめ要素
個人的好みと理解力の及ぶ範囲で挙げる、桃みるくのおすすめポイント!
解離性同一性障害(多重人格障害)のメインキャラクターから、みちのくアタミ先生が描く魅力的な個性がどんどん飛び出す贅沢な作品。
テーマは重いように見えるけど、魂救済の幸せな物語。難しくもしんどくもない塩梅に仕上げられ、テンポも良くてグイグイ読める面白さ。
そしてエッチです♡
- シリアスだけどテンポの良いドタバタラブストーリーが読みたい!
- 多重人格な攻めに興味ある!
- 白抜きじゃなくて白線…ほぼ見えの白線!!(シーモアで確認)