BL漫画感想・レビューブログ

概要と評価

最高の小説家｜作品紹介

感想・レビュー

美形天才作家 × ノンケ敏腕編集者。
天才作家の悪癖に翻弄される編集者……と思いきや！？

ここに来て欲しい！ってところにグイグイ突き進んでくれる作品。

思わず「そうこなくっちゃね！」とニヤニヤしてしまう展開で、話はポンポン進むし回りくどさは皆無。その上、所々で崩れ過ぎないギャグテイストが加わって軽い気持ちで読めるから、気分転換したい時に力を入れず読み返せる。

あらすじに書いてある通り、美形のベストセラー作家は「原稿を書きあげた後、興奮して誰彼構わず襲ってしまう」という特殊な性癖の持ち主。突如野獣に変貌する円城寺だが、彼に憧れていた敏腕編集者の倉田は、なんとしても円城寺に執筆してもらうため、論理的に解決しようと努力する。が、そんな努力も空しく翻弄されまくる。

……だがしかし、よく見ると翻弄されているのは作家のほうなんじゃ！？

二人のやりとりに終始ズキュンズキュン、まんまと顔が綻ぶ。藤河るり先生、容赦なく腐女子のツボを押しまくってます。

エロの量は標準的だけど、描写的には熱が伝わってきて、濃度高めのとても良いものでした♡

最高の小説家-secret-｜作品紹介

感想・レビュー

恋人として過ごす中、倉田に羞恥や嫉妬が芽生えて……。
愛を確認し合う二人は色気ダダ漏れ + スパダリ度アップ！

前編ではクールで強気な姿が印象的な倉田だったが、この続編では大いに揺れている。恋人として意識し始めたからこそ芽生える羞恥や嫉妬。倉田の揺れる姿は情感的にもまぐわい的にもエロい。

受け攻め両方しっかり男らしくて仕事もできて、それでいて可愛くて、魅力的なキャラクター。だけど、円城寺に恋をした倉田は前作より柔らかくなっている……女になったのか？ここは好みが分かれるところかも。

円城寺は「原稿を書きあげた後、興奮して誰彼構わず襲ってしまう」という特殊な性癖を持つ男だけど「じゃ、じゃあこれまでの編集とも……？」という誰もがふと気になったであろう疑問に答えてくれているのが嬉しい。

円城寺のスパダリっぷりもイイ感じで満足♡
ちなみに、修正は短冊で甘い。

おすすめ要素

個人的好みと理解力の及ぶ範囲で挙げる、桃みるくのおすすめポイント！

BLならではの展開に「そうこなくっちゃ」とニヤニヤできる人ならもってこい。分かりやすい話と見やすくきれいな絵、そしてテンポの良さでストレスなくサクサク楽しめる。

人気作家（しかもスパダリ）と敏腕編集者（だがエロい）という設定にピンときたらぜひ！